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東洋医学概論1

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寒暖差はありますが、新緑の良い季節になりました。皆様、お元気でお過ごしの事と存じます。

さて思うところがあって、もう少し東洋医学を世の中に知って欲しく、優しくわかりやすい東洋医学の基礎をお話ししたいと思います。皆様の健康維持のお役に立てたら幸せです。

東洋医学をはじめ、東洋哲学の基礎は、易だったとご存知でしょうか?

えー占いですか!? そうです、当たるも八卦、当らぬも八卦のあの易です。

大昔は、マジメに占いで政治、まつりごとをしておりました。(亀の甲羅の傷をみる亀甲占いなど)

鍼灸も易をたて、治療日時や処置を決めていたようです。

今でも、高島易断などの暦の詳しいものをみると、鍼灸に良い日、悪い日が記載されています。易をしてから、鍼灸治療する先生もいらっしゃるようです。

なんともスピリチュアルですが、東洋医学では、見えない「気」を最も重要なものと捉えておりますので当然と言えば当然の事です。

鍼灸の大原則として、「気、血、水」という順番があります。これは、気が流れ、血が流れ、水が流れるという順番は絶対で例外は無いという事です。

物資的な、血や水より、手に取る事が出来ない見えない気が最初という所に東洋医学の真髄があります。

当院の場合、まずあお向けの鍼から始めるのも、五臓六腑の気を整える為です。

すべてはそこからです。良い気をよどみなくめぐらせることこそが、健やかな心身の第一歩であり、ゴールです。

どうすれば良い気を取り入れ、スムーズにめぐらせるか? 日々工夫して、楽しく過ごせたら幸いです。

そのきっかけが鍼灸治療を始め東洋医学にはたくさんあります。

皆様に良い気づきが訪れますよう願っております。

今回は以上です。ありがとうございました。