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2019年大晦日に思うこと。

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あと数時間で2019年も終わります。
本年もたくさんの患者様にご来院頂きまして誠にありがとうございました。

良くなった方、そうでもない方、色々かと思います。良くなった方は油断せず、そうでもない方は諦めずいつの日か必ず願いは叶うと信じ前を向いて行きましょう!

今年は改めて鍼灸の可能性に気付かされた一年でした。

肩凝り、腰痛はもとより内科疾患に鍼灸は良く効くと心の底から信じられるようになりました。

帯状疱疹、耳鳴り、めまいは、成績が良く
特に帯状疱疹は、数名の患者様が本格的に発疹が出る前に医師の処置を受けることが出来て完治する。など鍼灸の予防効果、免疫力向上の効果を実感しました。

帯状疱疹になる前、軽い神経痛、皮膚の違和感で済んで完治する方がほとんどでした。

もちろん医師の指示通り薬はきちんと服用し、鍼灸治療と併用しての結果です。

現代医学と東洋医学のいいとこどりで対応できる疾患もたくさんあると思います。

そのあたりも来年は再現性を高めて対応疾患も増やしていければと思います。

また、刺さない鍼での治療もかなりの効果がある事がわかり患者様はもとより私も驚いています。

鍉鍼(ていしん)という刺さない鍼が古代の昔からあり、赤ちゃんや子どもの治療には使っていたのですが、神経過敏な方、手術後の体調不良を感染症予防の目的で使用した結果、かなりの効果があり、弱い刺激の方が良く効く事もあるのだと改めて実感しました。

パソコン、スマホ、タブレットなど目の疲労が脳神経を刺激して、神経過敏な方が増えている昨今、強い刺激はかえって症状を悪化させることがあります。

鍼灸院だけど鍼を刺さない、使わない。そんな日も来るかもしれません。

外科は切りたい、鍼灸師は鍼を刺したい。
その技術を勉強してきた事に逆行してますが「逆もまた真なり」で刺すべきか刺さないべきか臨機応変にバランス良く処置が施されるよう来年は研鑽を積んでゆきたいと思います。

日本には様々な鍼灸の流派、処置法があります。

当院では「長野式」を核として鍼灸治療を行なっております。長野式とは、長野潔氏が一代で作られた鍼灸治療法でその内容は、東洋医学に現代医学の科学的根拠を取り入れたものでその各処置法の再現性の素晴らしさは、日本にとどまらず、海外での評価も高く、今後ますます世界に広まっていく鍼灸治療法です。

独学で15年、本格的に勉強会に参加して4年経ちました。

長野式に加え、修行時代に勉強し、臨床も積んできた中国医学、中国鍼、中国整体(すいな)、その他の鍼灸治療法をいいとこどりして自分流の鍼灸治療法を構築し、来年から臨床で取り入れ、治療成績を向上させていきたいと思います。

早いもので私も今年50歳になりました。
開業して16年、「光陰矢の如し」あっという間の16年でした。17年目を迎える来年は、少し落ち着いて足元を固め、しっかり、じっくりやりたいと思います。

「50にして天命を知る」孔子の教えまさにその心境です。

来年はさらに鍼灸術に磨きをかけて、患者様皆様に少しでも貢献出来るようより一層努力してまいりますので、引き続きかわらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

来年は子年です。
さらに健康に「チュウ意」して良い年にしたいものです。

皆様にとりまして来年が良い年になりますよう心から願っております。

良い年を!